Epic Gamesが運営するサバイバルシューター『フォートナイト』内に新作ゲームが3本追加される。今回登場するのは『LEGO Fortnite』、『Rocket Racing』、『Fortnite Festival』だ。

 アメリカ・ニューヨークにてメディア向けに開催されたハンズオンデモイベントでは、それぞれのタイトルを試遊できた。本記事では、2023年12月10日にリリース予定の『Fortnite Festival』(フォートナイト フェスティバル)のレビューをお届けする。ほかの2本についてもレビューをアップしているので別の記事をチェックしてほしい。

 なお、今回リリースされる3本は『フォートナイト』本編と同様に基本プレイ無料。それぞれ異なるゲーム性となっているので、どれかひとつでも気になる方は実際にプレイしてみてはいかがだろうか。

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『フォートナイト フェスティバル』レビュー。フレンドとバンドを組んで有名楽曲を演奏! 担当楽器によってノーツが変化するユニークなリズムゲーム

誰もが知る名曲をフレンドと競演できる“メインステージ”

 『Fortnite Festival』は海外で絶大な人気を誇るリズムゲーム『ROCK BAND』シリーズを手掛けるスタジオ“Harmonix”による新作だ。

 “メインステージ”モードは、上からノーツ(マーク)が流れてくるので曲に合わせてタイミングよくボタンを押していくという、オーソドックスなリズムゲーム。

 特徴的なのが『Fortnite』のフレンドとバンドを組んで最大4人でいっしょにプレイできるという点だ。

 楽曲をプレイする前にロビーでボーカル、リードギター、ベース、ドラムを選択可能で、演奏する楽器によって、流れてくるノーツが変化。同じ曲でも楽器ごとに違ったプレイを楽しめるようになっている。

『フォートナイト フェスティバル』レビュー。フレンドとバンドを組んで有名楽曲を演奏! 担当楽器によってノーツが変化するユニークなリズムゲーム
『フォートナイト フェスティバル』レビュー。フレンドとバンドを組んで有名楽曲を演奏! 担当楽器によってノーツが変化するユニークなリズムゲーム

 ミスなくノーツを弾いてコンボをつなげると、スコアに倍率が掛かるようになっていく。このとき“OVERDRIVE”ボタンを押すと、一定時間のあいだスコア倍率がさらに2倍に。リズムに乗りながらスコアを稼ぐ、リズムゲームの根本的な気持ちよさもしっかりと味わえる。

 演奏が終わると、ライブに参加したプレイヤー全員のバンドとしてのスコアと個人のスコアがまとめて発表されるので、フレンドと協力しつつもスコアを競い合うという楽しみかたもできる。

 ちなみに収録楽曲はハンズオンデモ時点では35曲で、ビリー・アイリッシュの『bad guy』やPSYの『カンナム・スタイル』、レディー・ガガの『Bad Romance』といった有名楽曲や、Epic Gamesによるオリジナル楽曲を収録。そのほかにも、下記のように幅広い年代、ジャンルの名曲が揃っていた。

  • イマジン・ドラゴンズ:『Thunder
  • クランベリーズ:『Zombie
  • サブ・アーバン:『Cradle
  • ザ・ウィークエンド:『Blinding Lights
  • ザ・キラーズ:『Mr. Brightside
  • ザ・ホワイト・ストライプス:『Seven Nation Army

 難易度もイージー、ミディアム、ハード、エキスパートの4種類が用意されていたので、リズムゲーム初心者から上級者まで楽しめるはず。気になる曲があった方はぜひ挑戦してみてほしい。

『フォートナイト フェスティバル』レビュー。フレンドとバンドを組んで有名楽曲を演奏! 担当楽器によってノーツが変化するユニークなリズムゲーム

 なお、収録楽曲は上記の通り海外で人気のものが多かったが、シーズンごとに曲のラインアップは変化していく。お気に入りの曲があれば、ショップで購入することでシーズンが切り換わった後もプレイできるという仕組みだ。また、J-POPやK-POPなども追加予定とのことなので続報を待とう。

曲をミックスして遊ぶ“ジャムステージ”

 『Fortnite Festival』のもうひとつの楽しみかたが“ジャムステージ”。これは、最大4人のプレイヤーで曲の象徴的なフレーズを組み合わせて、セッションするというモード。

『フォートナイト フェスティバル』レビュー。フレンドとバンドを組んで有名楽曲を演奏! 担当楽器によってノーツが変化するユニークなリズムゲーム

 たとえば、『Bad Romance』のボーカルに『bad guy』のドラム、『Seven Nation Army』のベース、『Mr. Brightside』のリードギターといった具合に、さまざまな曲のいいところを集めてループを作れるのだ。

 ここまで読んで、「それで曲になるの?」と思った方もいるかもしれない。筆者も会場で説明を受けたときそう思ったのだが、曲のテンポやキー、コード(メジャー/マイナー)を変更できるので、気持ちのいいサウンドを作り上げることができた。

 なお、ジャムステージで演奏する楽曲は専用のプレイリストに登録する必要がある。プレイリストには最大8曲を登録可能で、登録すればエモートのようにいつでも自由に演奏できるようになる。

 フレーズの演奏は『フォートナイト』のバトルロイヤルでも行えるそうなので、戦闘が落ち着いたタイミングなどでフレンドとお気に入りの楽曲を披露し合ったりするのも楽しそうだ。

 リリース済みの『LEGO Fortnite』、『Rocket Racing』、そして本作と、遊びの幅がさらに広がった『フォートナイト』。今回リリースされた3本はもちろん、今後の展開にも期待がかかる。