高橋陽一氏が描くサッカーマンガの金字塔『キャプテン翼』のマンガとしての連載が2024年4月をもって終了することが発表された。

 終了理由には高橋氏自身の体力の衰えや、マンガ執筆のデジタル化・新型コロナウイルス感染拡大などによる執筆環境の変化などを挙げている。

 なお、高橋氏には現在連載中の『キャプテン翼 ライジングサン』(オリンピック編)のさらに先のシリーズを含む、最終回までの物語の構想がすでにあり、これをなんらかの形で残す形で、形式と場所を変えつつも作品制作は継続する予定だという。

 高橋氏のさらなる正直な思いや決断に至った経緯などの詳細は本日(1月5日)発売の『キャプテン翼マガジン vol.19』に綴られている。

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以下、リリースを引用

高橋陽一・著『キャプテン翼』 “漫画 としての 連載 を 4 月に 終了“物語”は形式と場所を変え、制作継続

 1981年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始し、これまで世界中で愛されてきたサッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』(高橋陽一・著)が、このたび漫画としての連載を終了することになりました。
 1月5日発売の「キャプテン翼マガジンvol.19」で発表、4月初旬発売予定の「キャプテン翼マガジンvol.20」の掲載話をもって最終回とします。また、同誌(「vol.19」)には著者・高橋陽一氏が思いのたけを綴ったファンへのメッセージも。体力の衰えや執筆環境の変化により“漫画”を描くことが困難になってきたことを理由に挙げつつ、このあとの“物語”を残すべく、ネームのような形で制作していく決意を4ページにわたって述べられています。本リリース向けにショートバージョンもご執筆いただきましたので、次ページをご覧ください。
 なお、物語の今後については、ネームなどの形で制作を続けていくこともあわせて語られています。どのような形で発表するかは現在未定のため、決定次第お知らせします。
 新刊『キャプテン翼 ライジングサン』19巻も1月4日発売。これからも続いていく翼たちのストーリーにご注目ください。

「キャプテン翼 マガジン vol.19」

『キャプテン翼』漫画としての連載が4月に終了。高橋陽一の体力の衰えなどが理由。連載終了後、“最終回までの物語”をなんらかの形で残す予定

【発売日】:2024年1月5日発売
【定 価】:980円(10%税込)
【判 型】:B5判/180ページ

『キャプテン翼 ライジングサン』最新 19 巻

『キャプテン翼』漫画としての連載が4月に終了。高橋陽一の体力の衰えなどが理由。連載終了後、“最終回までの物語”をなんらかの形で残す予定

【発売日】:2024年1月4日発売
【定 価】:528円(10%税込)
【判 型】:新書判/192ページ

『キャプテン翼』連載終了について、高橋陽一氏のメッセージ

『キャプテン翼』漫画としての連載が4月に終了。高橋陽一の体力の衰えなどが理由。連載終了後、“最終回までの物語”をなんらかの形で残す予定

『キャプテン翼』概要

サッカーの天才少年・大空翼を主人公に、そのチームメイト、ライバルたちの成長を描くスポーツ漫画。コミックスの全世界でのシリーズ累計発行部数は、9,000万部以上。「週刊少年ジャンプ」1980年18号に読切作品として掲載、同誌81年18号から連載スタート。翼の小学生~ジュニアユース時代を描いたのち、88年22号で連載を終了。翼の成長にあわせ物語の舞台を移し、「週刊少年ジャンプ」にて『キャプテン翼<ワールドユース編>』、「週刊ヤングジャンプ」にて『同 ROAD TO 2002』、『同GOLDEN-23』、『同 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ』、『同 海外激闘編 EN LA LIGA』、現シリーズ『同 ライジングサン』を「グランドジャンプ」2013年末から2019年まで連載。その後2020年からは発表の場を「キャプテン翼マガジン」に移した。同シリーズは最新19巻が2024年1月4日発売。テレビアニメーション、ゲームなど多メディアに展開され、世界の50以上の国と地域でも流通。海外のサッカー選手が大好きな作品として挙げることも多い。

高橋陽一氏 プロフィール

1960年7月28日生まれ。東京都葛飾区出身。第10回月例フレッシュ☆ジャンプ賞入選作品として、「週刊少年ジャンプ」に読切『キャプテン翼』が掲載されデビュー。翌年連載を開始、サッカー漫画の金字塔と呼ばれる作品に。

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