3gooより、サバイバルアクションRPG『Welcome to ParadiZe』(ウェルカム トゥ パラダイズ)のプレイステーション5版が、2024年2月29日に発売される(Xbox Series X|S版、Steam版は、Naconよりダウンロード専売で発売)。

 本作は、文明が滅びゾンビだらけとなった“ParadiZe”を生き延びるオープンワールド・ゾンビサバイバルゲーム。開発は、過去に『How to Survive:ゾンビアイランド』を手掛けたフランスのEko Software社が担当している。本稿では、PS5版を遊んだレビューをお届けする。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル
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※本記事は3gooの提供でお届けしています。

終末世界を生き残るため、ゾンビたちとレッツチームプレイ!

 物語は、プレイヤーが“ParadiZe”を訪れたところからスタート。地上唯一の楽園と謳われているこの施設では、ゾンビをコントロールするテクノロジー“ゾンビガード技術”を活用し、人類の文明が維持されていた。

 しかし、実際にはゾンビで溢れ返っており、“ParadiZe”とは名ばかりの地獄のような光景が広がっていた。プレイヤーはサバイバルを行いながら、“ParadiZe”に秘められた謎を解明しつつ、脱出を目指していくこととなる。

 『Welcome to ParadiZe』のもっとも特徴的な点は、ゾンビを捕獲して仲間にできること。倒した敵に“ハッキングヘルメット”を被せると、ゾンビは“ゾンボット”に変身。ゾンボットの行動はプレイヤーが自由に設定でき、いっしょに行動して“ParadiZe”を探検できる。ほかにも、後述する拠点の防衛なども行わせられる。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル

 ゾンボットへの指示はかなり細かく設定可能。周辺のアイテムを集めてさせたり、敵ゾンビに威嚇して動きを遅くさせたり、プレイヤーの体力を回復させることも可能だ。武器や防具も装備させられるので、敵の注目を集めながら火炎放射器でまとめて攻撃させ、体力が少なくなったら自爆させたり、遠くから銃火器で攻撃してくるゾンビに対して、銃弾無効の防具を着させて威力の高い近接武器で攻撃させるなど、プレイヤーの発想次第で非常に自由に行動を指示させられるのが楽しい。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル

 ゾンボットの指示については、おすすめのレシピを教えてくれる“ボブのアーカイブ”が“ParadiZe”内で手に入るので、「これは使えそう!」と感じたものは、積極的に実践していくとよいだろう。幸い、ゾンボットの体力が尽きても一定時間内であれば蘇生可能。蘇生ができなくなっても、ハッキングヘルメットさえあればまたゾンボットはまた作り出せるので安心だ。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル

ゾンビたちの手で資源集めが自動化。快適な拠点運営で探索にも熱が入る

 先に少し触れたが、本作には拠点の運営要素も存在。ゾンボットたちと協力しながら拠点の設備を整えて敵ゾンビから身を守りつつ、ロケット発射台を完成させ、月面基地への脱出を目指す。

 拠点の管理はゾンボットに手伝わせることができる。最初に発電所を設置し、電気を使ってゾンボットを生み出す施設“パイロン”を稼働。そうすることで、新たに誕生したゾンボットたちに拠点内の警備を任せられる。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル

 また、拠点外にある伐採地にパイロンを設置すると資源となる木材を集めてくれ、川では水を汲んでくれる。プレイヤーがいないところでもゾンボットたちはよく働いてくれるので、サバイバルゲームにおける資源集めの苦労を感じず、ストレスフリーな拠点運営となっている印象。拠点のことはゾンボットたちに任せて、プレイヤーは存分に探索を楽しむ。サバイバルゲームに慣れ親しんでいない人にも優しく、懐の深いシステムだ。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル

自由にスキルを振って、あなただけの“ParadiZe”生活を

 プレイヤーやゾンボットの強化は、スキルツリーの解放によって行っていく仕組み。ゾンボットの能力をアップさせる“ハッキング”、プレイヤーが扱う武器の威力などを高められる“戦闘”、プレイヤーのステータスアップや新たなクラフトアイテムのレシピが手に入る“サバイバル”の項目が存在。

 スキルツリーはいつでも振り直し可能なので、好きな項目に存分に振り分けられるのがうれしい。筆者は“ハッキング”の項目にポイントを振ってゾンボットを強靭に鍛えたので、たくさんの敵ゾンビに囲まれても問題なく一掃してくれ、戦闘で大いに役立ってくれた。もちろん、“戦闘”や“サバイバル”の項目に重点を置き、プレイヤーの能力をひたすら高めて、ゾンビ相手に無双するのもおもしろいだろう。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル

 このスキルツリーを始め、ゾンボットの行動指示や拠点の運営方法の決定など、プレイヤーによってゲームプレイが無限大であるのが本作の魅力。オフラインではふたり、オンラインでは最大4人での協力プレイに対応しているので、自身オススメのゾンボットのビルドや拠点運営を友人に紹介しながらいっしょに“ParadiZe”を探索してみるのも、ソロプレイとはまた異なる味わいが楽しめるはずだ。

オープンワールドゾンビサバイバル『ウェルカム トゥ パラダイズ』レビュー。地獄絵図となった地球から脱出するため、仲間ゾンビと力を合わせてサバイバル

 ゾンビを仲間にして自由に終末世界を探索する、一風変わったゾンビサバイバルゲームを遊びたい方にはぜひ手に取ってもらいたい。

Welcome to ParadiZe (ウェルカム トゥ パラダイズ)

  • 対応プラットフォーム:プレイステーション5
  • 発売日:2024年2月29日
  • 発売元:3goo
  • 開発元:Eko Software
  • 価格:4950円[税込]
  • ジャンル:アクションRPG
  • 対象年齢:CERO 17歳以上対象
  • 備考:Xbox Series X|S版、Steam版は、Naconよりダウンロード専売で発売
『Welcome to ParadiZe』PlayStation Storeサイト 『Welcome to ParadiZe』Microsoft Storeサイト 『Welcome to ParadiZe』Steamサイト