2024年3月2~3日、東京・武蔵野公会堂、吉祥寺東急REIホテルにて開催されたインディーゲームイベントTOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024。出展コーナーにて取材陣が見つけた気になるタイトルをピックアップ。

『Demonizer G』は『バトルガレッガ』『魔法大作戦』に多大な影響を受けたアメリカ在住の個人開発者によるシューティングゲーム【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024】

 『Demonizer G』は、米カリフォルニア州サンディエゴ在住の個人ゲーム開発者・Iori Branford氏が開発中の縦スクロールシューティングゲーム。2Dゲーム制作用ゲームエンジン“Love2D”によって制作され、2020年にリリースした『Demonizer』の改良版にあたる。

『Demonizer G』は『バトルガレッガ』『魔法大作戦』に多大な影響を受けたアメリカ在住の個人開発者によるシューティングゲーム【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024】
『Demonizer G』は『バトルガレッガ』『魔法大作戦』に多大な影響を受けたアメリカ在住の個人開発者によるシューティングゲーム【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024】
※本記事のスクリーンショットは『Demonizer』のものです。

 サキュバスに変身した追放王女を操作して、王国に残された民のために戦う……というバックストーリーの本作。ドット絵で描かれたキャラクターたちがちょこまか動くファンタジー世界は、シューティングゲームでありながら、往年のRPGのような雰囲気が漂っている。

 『バトルガレッガ』『魔法大作戦』シリーズといった、ライジング(※当時)のシューティングゲームに多大な影響を受けた(Iori氏・談)というだけあって、本作のプレイフィールは、1990年代中期……弾幕シューティング前夜のアーケード用シューティングゲームをほうふつとさせるもの。試遊版ではステージ1のみ体験できたが、激しい攻撃をしっかり回避しつつ、通常ショットとフォーカスショットを使い分けて確実に敵の数を減らしていく、ハイテンポなゲームプレイを楽しめた。

 『Demonizer』との違いは、新たな敵や背景オブジェクトが追加されたことで、ゲームバランスが大幅に見直された点。前作をやり込んだユーザーも新たな気持ちで攻略できるというわけだ。また、前作ではステージ間デモのセリフが英語のみだったが、『Demonizer G』では日本語にも対応するとのこと。日本のテレビゲーム・シーンに対するIori氏のリスペクトが、本作によって結実するとの印象を受けた。

 リリース予定は2024年内。興味がある人は、現在Steam、itch.ioストアにて販売されている『Demonizer』を購入するとアクセスできる開発ベータ版にアクセスしてみよう。

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