2024年3月10日(日)、岩手県・トーサイクラシックホール岩手にて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のユニットライブツアー“ THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 岩手公演”が開催。本稿では、昼夜開催された公演の模様をお届けする。

※本リポート内の写真は昼公演のものです。

出演者(敬称略)

  • ワンステップス
    • 会沢紗弥(関裕美役)
    • 天野聡美(白菊ほたる役)
    • 高橋花林(森久保乃々役)
  • フェアリーテイル*マイテイル
    • 津田美波(小日向美穂役)
    • 鈴木みのり(藤原肇役)
  • Sola-iris
    • 長江里加(久川颯役)
    • 中島由貴(乙倉悠貴役)

※過去の公演のリポートはこちら。

昼公演:ワンステップスの新曲『書きかけのラブレター』がサプライズで披露。柔らかな雰囲気溢れる癒しのステージが続々展開

 昼公演の開始前、ワンステップスの関裕美、白菊ほたる、森久保乃々による影ナレが実施。緊張している様子の3人だったが、落ち着いて注意事項をアナウンスしていた。

 その後、キャストたちが登場し、オープニングナンバーとして『かぼちゃ姫』を披露。メルヘンでキュートな世界でプロデューサー(※)たちを魅了した。

※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと。

 オープニングを終えた後は、ワンステップス(会沢さん、天野さん、高橋さん)が『ステップ&スキップ』をやさしい歌声と軽快なステップとともに披露。続けて、長江さんがポジティブなラップソング『Packing Her Favorite』、津田さんが壮大で透明感のある『空と風と恋のワルツ』を歌唱。その後は、天野さん、中島さん、鈴木さん、長江さんが『MOTTO!』をハッピーに歌い上げた。

 最初のMCは、フェアリーテイル*マイテイル(津田さん、鈴木さん)とSola-iris(長江さん、中島さん)が担当。パステルカラーがかわいいユニット衣装を紹介したり、“乙倉くんを囲む会”として津田さん、鈴木さん、長江さんが中島さんに密着してポージングを取ったりと、慌ただしくもユニークなトークが展開されていた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了
『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了

 ライブパートが再開されると、会沢さんが『ハンドメイドスマイル』を歌唱。多彩な表情で鮮やかに楽曲を披露した後は、中島さんによる『追い風Running』。疾走感のある同曲を元気いっぱいに歌って会場のボルテージを一段と高める。天野さんからは『谷の底で咲く花は』が披露。柔らかで温かい歌声を響かせ、会場を甘くしっとりとした空気で満たす。ソロ3曲が届けられたところで、キュリオスターの『Hungry Bambi』を津田さん、鈴木さん、長江さんが妖艶かつロックにパフォーマンスした。

 ワンステップス(会沢さん、天野さん、高橋さん)のほわほわとしたMCで会場がクールダウンした後は、ライブは早くも最終ブロック。まずは鈴木さんによる『あらかねの器』。壮麗でパワフルな歌声を届けて、会場の熱気を再び高めていく。

 続けて、高橋さんによる『もりのくにから』。ステージ全体を移動しながら透き通った歌声を披露して楽曲の世界観を存分に表現。フェアリーテイル*マイテイルからは『Isosceles』が展開。突き抜ける爽快感の中にどこかもの悲しさも感じる美しいメロディーが特徴的な同曲を、息のあったダンスとともにパフォーマンスして会場を釘付けに。さらに、Sola-irisによる『サマーサイダー』。青空のような爽やかなステージで観客を楽しませた。

 その後は、ワンステップスの新曲『書きかけのラブレター』がサプライズで披露。ハイテンポな鍵盤のメロディーが心地いい同曲を存分に歌い上げて観客を喜ばせた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了
『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了
『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了

 昼公演のラストでは、ユニットライブツアーのテーマソング『Come to you』を全員で歌唱。続けて、プロデューサーたちと記念撮影を行い、「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールを実施。そして、Sola-irisの久川颯と乙倉悠貴が、昼公演の感想や夜公演の意気込みを興奮気味に語ったところで締めくくられた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了

“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 岩手公演”昼公演セットリスト(敬称略)

  1. かぼちゃ姫(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
  2. ステップ&スキップ(ワンステップス:会沢紗弥、天野聡美、高橋花林)
  3. Packing Her Favorite(長江里加)
  4. 空と風と恋のワルツ(津田美波)
  5. MOTTO!(天野聡美、中島由貴、鈴木みのり、長江里加)
  6. ハンドメイドスマイル(会沢紗弥)
  7. 追い風Running(中島由貴)
  8. 谷の底で咲く花は(天野聡美)
  9. Hungry Bambi(津田美波、鈴木みのり、長江里加)
  10. あらかねの器(鈴木みのり)
  11. もりのくにから(高橋花林)
  12. Isosceles(フェアリーテイル*マイテイル:津田美波、鈴木みのり)
  13. サマーサイダー(Sola-iris:長江里加、中島由貴)
  14. 書きかけのラブレター(ワンステップス:会沢紗弥、天野聡美、高橋花林)
  15. Come to you:THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

夜公演:プロデューサーの温かい声援のもと、アイドルたちが元気いっぱいに躍動

 夜公演では、フェアリーテイル*マイテイルの小日向美穂、藤原肇が影ナレとして、おだやかな口調で注意事項を読み上げる。途中、少し噛む場面があったが、その際にプロデューサーたちが歓声でアイドルのアナウンスを応援するという一幕も。開演前からアイドルとプロデューサーの距離が近い本公演ならではのアットホームな空気感がすでに感じられた。

 ライブは、昼公演と同じく『かぼちゃ姫』でスタート。フリルをあしらった可憐な衣装姿のメンバーたちによる華やかなステージで幕開けを飾った。

 2曲目には、ワンステップスによる『ステップ&スキップ』。ステップを踏みながら入れ替わるフォーメンションダンスと甘い歌声で会場を多幸感で満たす。ソロ曲としては、昼公演でも見られた長江さんによる『Packing Her Favorite』のほか、津田さんから『Naked Romance』が披露。満面の笑顔とともに展開されるかわいさ満点のステージで会場のハートを鷲掴み。その後は、天野さん、中島さん、鈴木さん、長江さんによる『MOTTO!』。サビ部分をみんなでコールをしながら大いに盛り上がった。

 最初のブロックを終えたところで、フェアリーテイル*マイテイルの津田さんと鈴木さん、Sola-irisの長江さんと中島さんがステージを振り返り。津田さんによる『Naked Romance』は久々の披露で、パフォーマンス中は楽しくてしかたがなかったと回想。ほかのキャストたちも、津田さんのステージに合わせて口ずさむほど盛り上がっていたようだ。長江さんによる『Packing Her Favorite』では、前回のパフォーマンスよりも振り付けがかなり追加されていたが、これまで以上に楽しんでほしいという想いから、気合いを入れて臨んだことが明かされていた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了
『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了

 ライブパートが再開されると、『楽園』のイントロで歓声が沸く。そのまま会沢さんが同曲を歌い、会場の熱気は一層高まる。続けて、中島さんによる『ずるじゃん』と、王道アイドルソングが連続し、観客たちのペンライトを振る手も止まらない。興奮しっぱなしの会場を落ち着かせたのは、天野さんによる『谷の底で咲く花は』。情緒たっぷりに歌い上げて、観客をしっとりと安らかな空気で包み込んだ。その後は、津田さん、鈴木さん、長江さんが『Hungry Bambi』を迫力満点の歌声とともに熱いパフォーマンスを届けた。

 ここで、ワンステップスの会沢さん、天野さん、高橋さんによるMC。客席との距離が近い会場ということもあり、プロデューサー陣の気合いの入った声援が舞台裏までしっかりと届いており、より熱意が伝わってうれしいと3人は感謝していた。

 トークの中では3人のソロ曲についても振り返られていたが、『楽園』については、初めて披露されたSS3Aのステージの光景が、高橋さんの脳裏に焼き付いていることから、改めていまの会沢さんのパフォーマンスを見て感慨深く、「優勝」したと語っていた。そして、当時から願っていたワンステップスの3人でのステージを実現できたことを本当にうれしいと3人が口々に語っていた。

※SS3A公演のリポート記事はこちら。

 MCの後は最終ブロック。ここでは、鈴木さんによる情熱的なバラード『あらかねの器』が披露された後、『なみだのくに』(高橋さん)、『Isosceles』(フェアリーテイル*マイテイル)、『サマーサイダー』(Sola-iris)と、アップテンポな楽曲を連続で届け、観客の感情を大きく揺さぶる。同ブロック終盤には、ワンステップスの新曲『書きかけのラブレター』も歌唱。3人が奏でるラブソングで会場を笑顔で満たした。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了
『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了

 最後のMCでは、プロデューサーの温かい声援の中で納得のいくパフォーマンスができたことからか、キャストたちは感情を溢れさせながら感謝の想いを届けていた。その後は、『Come to you』を全員で歌い、プロデューサーたちと記念撮影を実施。そして、「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールを行い、Sola-irisの久川颯と乙倉悠貴がお互いを称え合い、プロデューサーへお別れの挨拶をしたところで公演は締めくくられた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー 岩手公演リポート。ワンステップス、フェアリーテイル*マイテイル、Sola-irisが甘く爽やかなパフォーマンスで魅了

 岩手公演では、柔らかでかわいらしい魅力を持つアイドルとユニットが出演し、正統派アイドルらしい煌びやかなステージで観客を魅了した。そして、キャストとプロデューサーたちの距離が近いこともあり、パフォーマンス中はもちろん、トーク中もお互いの楽しいという気持ちが伝わり、終始笑顔に溢れていた公演だった。会場や公演規模がコンパクトな今回のライブならではの魅力が詰まっていると改めて感じられた。

 ユニットツアーはまだまだ全国各地で実施予定。多彩な魅力を放つアイドルとユニット、そしてプロデューサーたちによってどのようなライブが作り上げられるのか、期待が高まるばかりだ。

"THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 岩手公演”夜公演セットリスト(敬称略)

  1. かぼちゃ姫(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
  2. ステップ&スキップ(ワンステップス:会沢紗弥、天野聡美、高橋花林)
  3. Packing Her Favorite(長江里加)
  4. Naked Romance(津田美波)
  5. MOTTO!(天野聡美、中島由貴、鈴木みのり、長江里加)
  6. 楽園(会沢紗弥)
  7. ずるじゃん(中島由貴)
  8. 谷の底で咲く花は(天野聡美)
  9. Hungry Bambi(津田美波、鈴木みのり、長江里加)
  10. あらかねの器(鈴木みのり)
  11. なみだのくに(高橋花林)
  12. Isosceles(フェアリーテイル*マイテイル:津田美波、鈴木みのり)
  13. サマーサイダー(Sola-iris:長江里加、中島由貴)
  14. 書きかけのラブレター(ワンステップス:会沢紗弥、天野聡美、高橋花林)
  15. Come to you(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)