2024年4月6日(土)、大阪府・Zepp Osaka BaysideおよびASOBI STAGE(ASOBI STORE)にて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のユニットライブツアー“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 大阪公演”が開催。本稿では、昼夜開催された公演の模様をお届けする。

出演者(敬称略)

  • Triad Primus
    • 福原綾香(渋谷凛役)
    • 松井恵理子(神谷奈緒役)
    • 渕上舞(北条加蓮役)
  • ダークイルミネイト
    • 内田真礼(神崎蘭子役)
    • 青木志貴(二宮飛鳥役)
  • VelvetRose
    • 佐倉薫(黒埼ちとせ役)
    • 関口理咲(白雪千夜役)

※過去のリポート記事はこちら。

昼公演:白雪千夜の新曲のほか、往年の名曲も続々披露

 昼公演の開演に先駆けて、Triad Primusの渋谷凛、神谷奈緒、北条加蓮による影ナレが実施。ライブはまだ始まっていないが、かなりテンション高めな奈緒。凛、加蓮のふたりも気合い十分の様子だったが、注意事項の伝達を冷静かつ的確に行っていた。

 その後は、出演メンバーたちによる『Nation Blue』の歌唱で昼公演はスタート。『シンデレラガールズ』のライブで歌い紡がれてきたクール属性の名曲がさっそく披露されると、プロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと。)たちのペンライトも大いに揺れる。間奏部分で各ユニットがポージングを決めるシーンでは、一際大きな歓声が上がっていた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 MCを挟み、VelvetRose(佐倉さん、関口さん)が『Fascinate』を披露。ダークで力強い同曲の世界観を、全身を使って存分に表現。続けて、青木さんが『共鳴世界の存在論』をスタンドマイクで熱唱すると、会場の熱は一層上昇。そこから、内田さんによる『-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律』へ。妖艶に、ときには笑顔を見せながら鮮やかにステージを彩った。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 ソロパフォーマンスが連続した後は、Triad Primus(福原さん、松井さん、渕上さん)が『Trancing Pulse』でパワフルかつ美しいハーモニーを響かせる。プロデューサーたちはペンライトで三角形を作ったりしながら同曲に酔いしれていた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 ダークイルミネイト(内田さん、青木さん)とVelvetRoseによるMCでは、メンバーたちが大阪銘菓“りくろーおじさんのチーズケーキ”や郷土料理の串カツを堪能したことを明かしていた。また、『Fascinate』では振り付けが足されたことや、表情管理にもこだわったと楽曲に関するエピソードも披露。

 ライブパートは渕上さんによる『薄荷 -ハッカ-』で再開。柔らかでやさしい歌声を響かせて観客の心を温めた。佐倉さんからは『Beat of the Night』が披露。伸びやかな高音ヴォーカルでドラマチックな同曲を繊細に表現し、会場を魅了。さらに、関口さんから新曲『Clock Hands』が初お披露目。サビへ向けてテンポアップしていくエモい同曲にプロデューサーたちは聴き惚れた。その後は、ダークイルミネイトが『双翼の独奏歌』を妖美に、かつクールに歌い上げた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 Triad PrimusによるMCでは、改めて客席の近さに衝撃を受けつつ、「いい顔してるね」とプロデューサーたちと交流しながらトークを楽しんだ。

 MC後は早くもラストブロック。まずは福原さんによる『Never say never』、松井さんによる『2nd SIDE』が連続で展開。長年ステージに立ち続けてきたふたりの洗練されたソロパフォーマンスに会場は釘付け。続けて、関口さん、青木さんが『不埒なCANVAS』をカバーし、エネルギッシュかつ爽快な歌声を響かせた。

 ここで、神崎蘭子と黒埼ちとせによるデュオユニット・Fortuna Reginaが『堕ちる果実』を披露。色気と熱を帯びたステージで観客の心を奪う。ブロックの終盤には、Triad Primusが『Trinity Field』を投下。三角形のフォーメーションのもと、惚れ惚れするようなかっこいいパフォーマンスを見せつけた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 昼公演のラストは、ユニットライブツアーのテーマソング『Come to you』。前向きなメッセージを疾走感のあるメロディーに乗せて歌い上げ、爽やかに会場を包み込んだ。その後は、プロデューサーたちと記念撮影を行い、「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールを実施。そして、ダークイルミネイトの神崎蘭子と二宮飛鳥が独自の世界観でライブを振り返り、ふたりが「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」とメッセージを発して締めくくった。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 大阪公演”昼公演セットリスト(敬称略)

  1. Nation Blue(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
  2. Fascinate(VelvetRose:佐倉薫、関口理咲)
  3. 共鳴世界の存在論(青木志貴)
  4. -LEGNE- 仇なす剣 光の旋律(Rosenburg Engel:内田真礼)
  5. Trancing Pulse(Triad Primus:福原綾香、松井恵理子、渕上舞)
  6. 薄荷 -ハッカ-(渕上舞)
  7. Beat of the Night(佐倉薫)
  8. Clock Hands(関口理咲)
  9. 双翼の独奏歌(ダークイルミネイト:内田真礼、青木志貴)
  10. Never say never(福原綾香)
  11. 2nd SIDE(松井恵理子)
  12. 不埒なCANVAS(関口理咲、青木志貴)
  13. 堕ちる果実(Fortuna Regina:内田真礼、佐倉薫)
  14. Trinity Field(Triad Primus:福原綾香、松井恵理子、渕上舞)
  15. Come to you(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)

夜公演:各ユニットの妖艶&クールなステージに観客はうっとり

 夜公演では、VelvetRoseの黒埼ちとせと白雪千夜が影ナレを担当。同ユニットにとって思い出深いこの地で、成長した姿を見せられたらと意気込みを語った後、注意事項をアナウンスした。

 オープニングナンバーは、昼公演と同じく『Nation Blue』。7人による蒼い輝きで鮮やかに幕開けを飾った。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 続けて、VelvetRoseが『Fascinate』をパフォーマンスした後、青木さんが『反逆的同一性 -Rebellion Identity-』を歌唱。エッジの効いたサウンドに合わせて伸びやかな歌声を響かせて観客の心を掴んだ。内田さんからは『華蕾夢ミル狂詩曲〜魂ノ導〜』が披露。舞うように優雅なパフォーマンスで会場を圧倒。その後は、Triad Primusによる『Trancing Pulse』。3人の熱く美麗な歌声によってプロデューサー陣のコールもより熱が入り、大きな盛り上がりを見せていた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 ダークイルミネイトとVelvetRoseによるMCでは、各ユニットの衣装について紹介しつつ、楽曲の振り返りも。内田さんはソロパフォーマンスがかなり久しぶりだったこともあり、昼の部では思わず笑顔がこぼれてしまうぐらい楽しく歌えたとコメント。一方で、夜の部では、クールな表情を交えながらキレのあるパフォーマンスを心掛けたことが語られると、客席からは大きな拍手が送られた。なお、そんな内田さんのステージを、青木さんは控え室のモニターで齧りつくように見ていたそうだ。

 つぎのブロックでは、渕上さんが『Frozen Tears』を温かみのある歌声とともに届けて会場を癒した後、VelvetRoseの佐倉さんが『Beat of the Night』、関口さんが『Clock Hands』を歌唱。両者とも、歌とダンスに思いっきり感情を乗せ、情緒たっぷりのパフォーマンスで観客を魅了。自然と引き込まれてしまうほどの圧巻の表現力を見せつけていた。その後は、ダークイルミネイトが『双翼の独奏歌』を息ピッタリにパフォーマンス。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 Triad PrimusによるMCを挟んだ後は、最終ブロック。ここでは、福原さんが『Reflective illumination night』をムーディーかつ色っぽく歌い、松井さんがスタイリッシュな曲調の『Neo Beautiful Pain』をパッション全開で披露。

 その後は昼公演と同じく、関口さん、青木さんが『不埒なCANVAS』をカバーし、Fortuna Reginaが魅惑的な歌声で『堕ちる果実』を披露。そして、Triad Primusが『Trinity Field』をキレのあるダンスとともにパフォーマンスして会場を最後まで盛り上げた。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 最終ブロックを終えた後は、昼公演でも歌われた『Come to you』を全員で披露し、プロデューサーたちと記念撮影。そして「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールを実施した後、ダークイルミネイトがライブを振り返り、「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」と発したところで夜公演は終了した。

『アイマス シンデレラガールズ』ユニットライブツアー大阪公演リポート。Triad Primus、ダークイルミネイト、VelvetRoseが妖艶でスタイリッシュにパフォーマンス。白雪千夜のソロ曲も初披露

 大阪公演では、妖艶かつクールな魅力を持つユニットが登場。各ユニット独自の世界観を表現して、会場に駆けつけたプロデューサーたちを魅了した。また、コンパクトな会場ということもあり、観客の声援を聞きながらの愉快なMCも展開。大阪らしい笑いありのアットホームな雰囲気も味わえた公演となっていた。

 ユニットライブツアーのつぎの舞台は、5月19日の福岡公演。パッション溢れるユニットが福岡をどのように盛り上げてくれるのか、いまから楽しみだ。

“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 大阪公演”夜公演セットリスト(敬称略)

  1. Nation Blue(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
  2. Fascinate(VelvetRose:佐倉薫、関口理咲)
  3. 反逆的同一性 -Rebellion Identity-(青木志貴)
  4. 華蕾夢ミル狂詩曲〜魂ノ導〜(内田真礼)
  5. Trancing Pulse(Triad Primus:福原綾香、松井恵理子、渕上舞)
  6. Frozen Tears(渕上舞)
  7. Beat of the Night(佐倉薫)
  8. Clock Hands(関口理咲)
  9. 双翼の独奏歌(ダークイルミネイト:内田真礼、青木志貴)
  10. Reflective illumination night(福原綾香)
  11. Neo Beautiful Pain(松井恵理子)
  12. 不埒なCANVAS(関口理咲、青木志貴)
  13. 堕ちる果実(Fortuna Regina:内田真礼、佐倉薫)
  14. Trinity Field(Triad Primus:福原綾香、松井恵理子、渕上舞)
  15. Come to you(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)